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無双シリーズメインで腐女子が書いております〜。 職業は某エンジニアです、念のため。
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GW、いかがお過ごしでしょうか。
私めもつつがなく東京都民になりまして、しかも23区民になっちゃいましたよ。
ただですね、持ち物なんかほっとんどない状態で引っ越したもんで、まぁ物がないない。
飯を作るスキルがあっても作る道具がないんだからまったく。
昨日やっと飯作れましたよ。
てかさ、こういうのもなんですけど毎日外で三食食べてる人の気が知れませんな。
わたくしめには解らない感情です。
さて。
物がないのでとにかく色々買ってるんですけどね。
車がほしい。
というかもう一人手伝ってくれる人がほしい。

ということで、一日から都民になったわけですが今日はもう四日。
用がなせん!
まぁやっとなんとか終わりがみてえてきたなぁって。
と、いうことで私物の購入を始めたのって昨日なんだよ。
その前は役所とかさ、警察署いって免許の住所変えて貰ったりとか。
あと洗濯機の手配とか。
で、昨日は百均いって使い捨て系雑貨とか。

買い切れないって!!
ふっざけんなっっ!
こんなに買わなあかんのんかいっ!!

という感じでして。
しかも一日に区役所の出張所へいったら、すげー年代ものの建物で改装前の小学校を思い出しましたが。
いえ、そんな両開きの扉でですね、派手に人差し指を挟んじゃいまして。
そのばで絆創膏くださいっていっちゃいました。
でも絆創膏って一発変換できるのでこっちのひとって絆創膏っていわないのねぇ。
カットバンだって。
だけどカットバンってうちの地元の方じゃ同系統の別物を指すしどこでも売ってるんだけど・・まぁいっか。

で。
これが思ったよりざっくりでこんなんで一週間仕事は勘弁だったので。
いま話題のバンドエイドの傷が早く治るヤツを三日ほど貼ってみました。

すげー!!
もう絆創膏いらずだってばよっ!
まじすげぇ!
ちょっと高いけどタイムイズマネーだよっ!
やっぱ料理するにしても右手の人差し指の爪の脇ってのはしんどいよねぇ。
切ったばかりの時は流石に痛すぎて使い物になりませんでした。
買い出しもうまくできないしさぁ、当たると痛くて。

気を取り直して。
誼將は半蔵門線を、じつは使います、いつもじゃないですけど。
なんか・・・ドキドキするんだよね(おまえだけだよ)。
半蔵ファン様のHPをウロウロしているとみなさん行かれたみたいです。
あちきもいってみたいけど一人でいくのもなぁ~。
あと会津若松とか日光も。
日光には大昔行ったけど改めて行きたいなぁ・・・。
そして懺悔を。
ネタにしてごめんなさい!でも決してあなた方の事じゃないのよっ!って・・(苦笑)。
半分冗談です。
とはいってもホンモノの服部正成という人は1600年を迎える前にたしか・・病死だったかな。
亡くなられてるので本当にあの半蔵門の屋敷にいたのかどうかは調べてないので解りかねますが(調べろや)。
あと東日本地区に住んでいるわけですからJRの風林火山フェアがすごいですね。
いきてー!
だれか行きませんか、マジ、夏とか。日帰りでもいいんで。
だってさー、ダチにおたくとーく聞かせるわけにもいかねーしさー。
あと横浜のアウトレットにも行きたい。
机が欲しい。
デスク。
アウトレットなら半額くらいで手にはいるしさぁ~、そんないいものじゃなくてもいいし・・・。
でも今人が多いからなぁ・・・。
あ、六本木にもいきたい、新国立美術館。
東京ミッドタウンに新マルビル(これはどっちでもいいか)。
そのまえに仕事が軌道にのれないとなぁ。

そういえばシスターがいってたけど、半蔵、周泰だけじゃなくて都督にも救援台詞あるんだって。
・・・それってマジなんかな。
聞き間違えとちゃうんかな、二人とも氏が周だし。

口内炎が生まれて始めてな場所にあるのでやっかいです。
なんでこないなところにできてんのや・・・・orz
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「さて・・あやかしとは面妖な物よな。」
「さりとてここは我らの知る世界ではないところ・・。」

篝火を機転にY字の道があった。
一本は本陣への上り坂、下りは二本。
その中央にある篝火が揺らめき、呂蒙はそれを見落とさなかった。
稲姫と若武者はまだ気づいていない。
「・・二人とも、こっちへ。」
呂蒙の問いかけに二人はやってくる。
彼は拳を縦に差し出していった。
「さぁ、二人とも同じように拳を出してくれ。」
「呂蒙様?」
稲姫は訝しがったが若武者は何も言わず拳を出した。
「さぁ、同じように・・こう縦に。」
団子のように三つ重ね、呂蒙は一番下に拳を持ってきた。
「いいか、俺がこう・・下から軽く叩くから一番上の・・稲姫が下へ持ってきてくだされ。
続いて姫が彼の拳を叩き・・・そう、それを繰り返しやってみてくだされ。」
「かしこまりました。」
「わかりましたわ。」
若い二人は言われたとおりにグルグルと拳を打ち合った。
最初はまどろっこしかったがすぐなれる。
 また、今度は風にあおられ、篝火が少し小さくなる。
呂蒙は少し急ぐか、と思うがかけらも表には出さない。
「よろしいですかな?これから私がいいというまで、目を閉じてこれをグルグル繰り返してください。
その時に絶対目を開けず、なにかいいことを考えるのだ。
例えば・・楽しかった思い出、自分の尊敬するものが・・二人とも本多殿かな?
彼の無敵ぶりを思い出すとか、自分も彼のようになりたいとか・・・あとは・・・。」
「いったこれは何なのですか?」
流石に稲姫が繰り返し訝しがった。
呂蒙は「これは己の弱い心に負けない鍛錬です。」といい、続ける。
「いい思い出。家族のこと、大切な人、国のこと・・・・。」
「解りました、弱気にならなければいいのですね?」
「そうだ。ただ俺がいいと言うまで絶対に目を開けてはならない。」
「鍛錬にならないのですね?」
「そのとおりだ。これは各々の主に結果を伝えよう。」
呂蒙は内心うまくいえたと思った。
現に二人とも疑うことなく「やはり父上の事かしらね・・。」とか「拙者は首級を始めてあげたときでしょうか。」と己の大事な物を思い出している。
(うまく信じてくれたか・・・。さて、そろそろか。)
背筋は氷そうなほど冷たく、篝火は急に灯を細めていき当たりが暗くなる。
流石の二人も気づいて呂蒙を見上げた。
いい頃合いだ。
「さぁ、始めるぞ。」

 明かりが踊る。
家康達は若武者の言葉に聞き入った。
昼間だというのにこの静けさは異常、忠勝は思う。

呂蒙と稲姫、それに偶々いた若武者。
彼らは円陣になって、拳をだした。
「目を閉じるのだ。」
稲姫と若武者は目を閉じた。
同時に当たりが真っ暗になったので呂蒙はほっとした、自分も目を閉じる。
そして、ガシャン・・・ガシャン・・・と聞こえてくる鎧の音。
呂蒙はいった。
「よいか、では始めるぞ。解っていると思うが俺の拳が一番下だ、次は?」
「私が下へ行きます。」
「自分が最後です。」
二人は答えた。
「いいか、いいと言うまで目を開けてはならん、声をも立ててはいけない。・・・では、始める。」
呂蒙が若武者の拳を軽く叩き、その衝撃は稲姫の拳にも伝わり彼女は拳を下へ下げた。
そして上にスコンと当てれば呂蒙の拳があった。
目を閉じると存外難しく、くわえて考えることもしなければならない。
けれども、彼らにはなぜ「明るくなること」を考えなければいけないのか、すぐにわかった。
 もう背筋は凍り付きそうなほど冷たく、肩は重くずっしりしていた。
後ろに何か気配を感じているも、気づいていないふりをしなければならない。
その為にはこの拳を止めずにいるのが功を奏していた。
そして、胸の中からこみ上げてくる虚無感。
不安、災悪で押しつぶされそうになる心。
全ての思考を全力で否定してくる闇。
ただポッカリと空いている穴に取り込まれそうな感覚をやり過ごすために真逆のことを考える必要があった。
これは確かに鍛錬だ、稲姫と若武者は思う。
けれども肩は重く冷たいし、胸の中はぽっかり空いたようだった。
拳以外、体の部位は何処も動かない。
3人は肩が密着するほどよりそって、唯ひたすらにやり過ごすことだけを念じていた。

 「本多様の武勇を考えるのが、一番私にとって光でした。」
若武者は忠勝に向き直ると軽く礼をした。
「どのくらい経ったかは解りません。・・・ただ、呂蒙殿が目を開けていいと言われるまで目を閉じていました。
半分意識など無かったのかもしれませんね・・・、つなぎ止めておくのが大変でしたから。
けれども、どんなに背筋が寒かろうと、膝を突きそうなほどじんわりと肩が重かろうと、
何も考えられなくなりそうなほど胸の内が空いてしまっても、私は言われたとおりのことをやりました。
目を開ければ存外明るい篝火がありまして、呂蒙殿のほほえみがありました、よく耐えた、と。」
「では、呂蒙殿はご存じだったわけだな?」
家康は尋ね、若武者は頷く。
「詳しいことは解りかねますが、これを伝えよと言われておりました。
あいにく二日前の晩、帰城した直後に出くわしたので伝えられず、私の隣にいた者が犠牲となってしまいましたが・・・。」
「う~む・・恐れか・・・。」
「ご名答にございます。」
当たりがざわつく。
「・・あれを追い払うためには心の芯が問われます。ただ、何も知らなければ服部様の二の前になりましょう。」
「半蔵が・・・半蔵がのう・・・。」
家康は面を伏せる。
忠勝も首を軽く振った。
「しかしげせん。・・半蔵や風魔ほどの忍が倒されてしまうとは・・・。」
「おそらく半蔵様は何か隙を見せてしまったときに負のことを思われたのでしょう。
呂蒙殿の推測では、あれは負の感情で世界を見ているようです。
だからやり過ごす方法として意識を消してしまう、というのが通用したのです。
あれが問いかけても寝ていれば答えることは出来ません。
察しのいい者が気づいたのかと思われますが、心で跳ね返してしまうともう二度と現れないと。」
「敵はとれぬか・・・。」
忠勝は残念そうにいった。
「・・・本多様、」
「うん?」
「半蔵様は、鎌を握っておいででした。それに離れたところに亡骸がありましたので恐らくは応戦していたのでしょう。・・応戦していて技がつうじなければ、あるいは・・・。」
「そうだのう・・・。」
風魔はさておいても、服部半蔵を失った彼らは悲しみを抱えていた。
このままあれが出てきてしまえば再び犠牲者がでるかもしれない。
「けれども、」
けれども。
ここには光がいる。
「徳川に過ぎたる者と名高い本多様と、殿が居られます。必ずや、皆で撃退して見せましょう。」
「うむ。皆の者、急いで伝えるのじゃ。一人残らず、知らなかったではすませられないゆえな!」
こうして集まっていた家臣達は急いで持ち場へと去っていった。



明日からいよいよ東京ライフですよ、ぎしょです。
この話はここまででございます。
この後もう一度あれは出てくるのですがそこで目が覚めました。
撃退できたかどうかは夢の見手次第ってとこですかねぇ。
・・・変な夢。
ちゃっぴーがいうにはわたくし誼將のマイナスを司るために出てきたのはこたと半蔵だそうです。
まぁ、マイナスといってもだめ、とかヘタレ、とか(なんだそりゃ)そういうのじゃなくて、
不安とか、恐怖とか、なんかそんなのを解りやすく見せるためにでてきたとか。
なので強い二人がやられてしまったそうです。
そして呂蒙と稲姫、忠勝。
忠勝はあれと対峙して生還しました。
術を知らずに生還したので私にとっての光、そして呂蒙さんは助けてくれる助言者、稲姫は一緒に頑張ってくれる光ってとこですかねぇ。
そして、あれ。
鎧武者。
結構こわくてですねぇ、半蔵がやられるシーンはぼかしてますが、本当は鎧武者の体が縦に割れて半蔵に襲いかかり、グシャッとプレスされてしまうと言うなんとも言えないシーンがあったんですよ。
だから半蔵って綺麗に残ってるの胸から上だけ。
後は辛うじて、まぁ鎧があるからなんとか。鎌は放さず。
こたちんなんか取り込まれちゃったってゆーかなんかそんなの。
この鎧武者が司るのが、新生活に対する潰されそうな不安の権化です。
実際生活が始まってしまえば大丈夫なんでしょうけど、時期的にしょうがないかなって。
もう誼將も24だし、今までは家族仲良くやってきたけどもう二度とそんな時間はもどりません。
シスター&ブラザーももう大きいですし、たとえミーが戻ってきても彼らの世界があるわけですから。
・・そう考えるとなんだか寂しくって。
それが鎧武者を出した理由です。
目が覚めた後は下半身が冷や汗まみれで凄く嫌でした。
何よりも半蔵が死んだってのが(以下略)。

気分を変えましょう。
今日呉に行って来ました、両親と参人で。
いやシスターがバイトでブラザーはゼミの合宿でいなかっただけですが。
めちゃくちゃ天気がよくてベイサイドを走るのにはもってこいでしたね。
で、呉にある海自の資料館に行って来ました。
ここには二年前に引退した潜水艦がどーんとあるのですわ。
tetukuji.jpg←ね、変な感じ。
中も入れるし、潜望鏡ものぞけました!
というかまぁ原潜じゃないので小さいんですけどホンモノなので迫力が!
唯なのでいいかんじです。
他にも色々見るところはあったけどそれはいってからのお楽しみですかな。
あと、はす向かいにある大和ミュージアム。

涙無くしては見られない・・・!
そしてもののふ魂、ここにありと言う感じでした。
現在戦争をしている全ての人たちに見せたい。
他にも零戦や回天などがありました、ホンモノです。
周りも公園になってるし、もうちょっと音戸の方へ行けば護衛艦や潜水艦の停泊している港があるのでそっちもおすすめ。
日曜日には一般公開してるし!
そして今日いきはぐったー!!
家帰ってきてから気づいたー!!
ミーハーやってタオルとかピンバッチとかTシャツとかかった。
碇に桜なんて、かっこいいよね☆

さあ、明日から頑張ろう。
いつも拍手ありがとうございます!
さっそくのパチパチですね☆
嬉しいッす。

半蔵は時折跳躍しながら応戦していた。
鎖鎌を巧みに操り、城から離れる事をまず考えていた。
けれども不気味な鎧武者はどんな技を受けても傷一つ付かなかった。
「・・一体どうなっておるっ!」
とにかく間合いをあけよう。
半蔵は攻撃ではなく、防御に徹することにした。
「・・・我が相手だ。」
小太郎はその間に割って入った。
いつものどこか楽しげな表情は全くない。
気を抜けばやられるという危機感があった。

「・・ぐあっ!!」
悲鳴を聞いて半蔵は城壁の上に着地すると振り返った。
「な゛っ?!」
見上げれば鎧武者の顔の部分から小太郎の手だけが伸びていて、力無く呑まれて行っていた。
それよりも、何故宙に浮いているのか。
「やはり・・現世のものではないのか・・。」
半蔵は鎌を握り直す。
とたん、背筋がぞくっとした。
反射的に鎌で防いだが鎧武者は一気に間合いを詰め、攻撃してきたのだ、小太郎と同じ技で。
半蔵は飛んだ。
けれども小太郎と同じ技で、その倍の速度で鎧武者は攻撃してきた。
まして表情もなにもない不気味な面はどんどん迫る。
「まずい・・・!!!!!!」
半蔵がそう思った瞬間、武者の攻撃威力は増し、その禍々しく強力な力で打ち拉がれた。

城を飛び出した若武者は空を見上げた。
けれども気配はなく、そのまま下へと降りる道をたどる。
そして、城門にほど近いところで見つけたのだ。
「・・・半蔵様・・・そんな・・・。」
血溜まりと、ひしゃげた体。
光を失った目。
鎌を手から放すことはなかったが、影はもう二度と動かないだろう。
「・・ということは・・風魔の忍も・・・?」
それよりも鎧武者は何処へ行ったのだろう。
しかし探し始める前に攻撃音がしたので彼は再び駆けた。

駆けて、階層一番下まできた。
そこで応戦していたのは誉れ高き本多忠勝。
蜻蛉切りを振りかざし、彼はまだ生きていた。
しかしその体は満身創痍。
間に合わないかも知れないと思ったとき、東の空が白んだ。


昼。
若武者は主家康を始め沢山の将達の前にいた。
勿論そこには包帯の痛々しい忠勝もいる。
彼は探し当てた撃退方法を伝える前に二人の忍を失ってしまったと不甲斐なさをいった。
それからあの武者を人の出て倒すことはできないだろう、と。
「・・・実はある夜、参道でかのあやかしと出くわしたのです。」
これには周りの将達も酷く驚いた。
その姿を見たものは絶対に生きていないからだ。
「その時私は呂蒙殿と稲姫様と一緒におりました。本陣までの山道の中腹におりまして、怪しい影が出ると見張っていたのです。」



た・・・タイムアップなので続きは明日にでも・・(汗)。
こたについてはもっと敵対台詞があったんですけど忘れちゃったのでカットしました。
半蔵が死ぬってのが寝ても覚めても凄く嫌でした。
というか・・・なんでこんな夢を見たのかなんてわかってるんですけどね☆
まぁせっかくなのでこうして文字に起こしてみました。

今日更新しました。
クラップの加筆修正と新作一本、リンクも増やしたしクラップの中身も変えました!
明日は呉に行って潜水艦見てきます!
家族でノンビリ過ごせるのは明日で最後なのでゆっくり過ごしたいですね♪

「早く・・・・早く来るんだっ!!」
「急げー!!早くこの部屋へ入れっ!!」
「全て窓・雨戸を閉めるのだっ!!」
「人数?確認している暇など無い、食われたら運がなかったのだっ!」

鎧を着た男達は手近の部屋へと急いで引き上げる。
窓辺近くの男達は急いで雨戸や格子戸があればそこも閉める。
火が灯っていれば吹き消し、残りの者達はその辺に散らばっている布や布団を頭から被った。
場が静まりかえる。

人の気配が失せて暫く立つとガシャン・・・・ガシャン・・・・という誰かが歩いてくる音が廊下に響き始めた。
どうやら鎧を着ているようで、歩くたびに存外大きな音が響く。
頭には兜を頂き、腰には刀を帯びてはいるが本来顔が在ろう所にはなにもない、ただの闇があった。

闇は全ての部屋を覗くわけではなかったが在る一カ所で足を止め、戸を開けた。
そこは一番最後に彼らが逃げ込んだ部屋で他の場所よりも人数が少なかった。
灯を消しきれなかったのか、明るい。
頭から布を被った彼らは決してその布をあけなかった。
どころか、教えられたとおり目を閉じ、意識を閉じて意識的に眠ろうとして、眠っていた。
この闇は眠った人間を見ることが出来ないのだ。
だからこの件も朝が来るまで誰も口に出すことはない。

ただ、二人ほど意識があった。
一人は殆どまどろんでいて闇にとっては存在が曖昧になっている物。
もう一人は恐ろしさで目が冴えてしまったもの。
どちらも恐怖で手甲がカチカチ鳴っているほど震えていた。
そして、起きている方の布が取り払われる。
バサッ!と音がして、次の瞬間には断末魔の悲鳴が響くばかりだった。

もう何人も食われた。
「・・・待てぬ。」
「まて半蔵、闇は強いぞ・・。我とて食われるやもしれぬ。」
「だがいつ襲われるかもしれぬ。ヤツに時間を割いているわけにはいかぬ。」
「・・・・面倒になったな。」
天守の屋根で半蔵と小太郎は月のない夜の下にあった。
なま暖かい風が吹き、影を渡る半蔵ですら肌が泡立つほどだった、無意識に得物を強く握る。
どころかあの小太郎でさえも秘蔵の武器を装備していて、やはり常人ではないものを相手にすることになりそうだった。
「我にとっても・・・怨念という物は邪魔だ。・・タチが悪い。」
「・・・・滅。」

と、どんどん明かりが無くなっていく。
最近では篝火の下に水桶を置くのが当たり前になっていた、城内へ逃げる前に火が消せるようにと。
「来たか・・・。」

呟いた瞬間だった。
突風が二人の間を駆け抜けた。同時に忍は屋根を蹴り宙を舞う。
そこには確かに鎧武者があった。
刀を抜いてはいるが、顔のあるところは真っ暗。
彼らは屋根を伝い、城からの距離を取ろうとする。

そのころ、城内では一人の若武者が声を上げていた。
「なんですって?半蔵様と小太郎様が・・・っ!」
「あ?ああ・・って、お前なんだってそんなに慌ててるんだ?やっと安眠がかえってくるってもんじゃないか。」
仲間がそいういうも、彼は駆けた。
彼は昨日帰城したばかりで、闇を撃退する術を見つけて帰ってきたばかりだった。
「ちっ!間に合うかと思ったのに・・・!」
けれども一つ間違えば自分も死ぬ。
彼は駆けた




突発連載になっちゃいました~、ども、誼將です。
元ネタは今日の明け方ってーか、丑三つ時に見た夢です。
最初にまどろんでいた方は最後に走っている若武者になります。
それが夢の見手である誼將のポジションになります。
では、続きをどぞ~。上に更新されますな。
09’年度の大河ドラマが決まりましたねぇ~。

「直江兼続」

イカキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!

すいません、ごめんちゃい。
というか誰が演じるのか楽しみですわぁ。
最近戦ムソ無印をプレイしています。
「ちっちっち半蔵」が見たくて。
ステージ導入の実機ムービーなんかでみれるんですよぉ。
あと稲っち!
チャージがいいんだって!
弓を腰に当ててくるくる回るから打ち上げた敵に回転して当てるって技。
かわいいんだわって。
コスチェの着物でやると女らしくてかーわーうぃーうぃー(死語)。

更新を昨日当たりにすませる予定でしたがクラップ小説がショートじゃなくて
まるまる読み切りの長さになっちゃったので遅くなってます。
今週末にはいけるかなぁー。

さて、私事であれですが、今日ほとんどの荷物がばーちゃんところから出発しました。
私の心の友たちも一足先に旅路についてます。
いえ、壁激突を防止するプーさんとひよこのクッションのようなぬいぐるみのような、物体ですが。
彼らとは学生時代からの旅の友なので今回も一緒です。
もちろん、ベッドヘッドにいる小物参匹も同じなので一緒です。
+でパンダも仲間入りして・・・さぁ仲良くやってるでしょーかねぃ。
そして明日と明後日でこの家からもおさらばです。
私ももういい年頃ですから将来を本格的に考えているわけです。
この家にはよっぽどの事がない限り帰ってきてはいけないと考えると、ちょっともの悲しくもあります。
もっとも、野庭のインストラクターなんかは日本滞在中はインストラクターやって日銭を稼ぐという感じだそうなので、
それはほんとうに世界をまたにかけているわけですから、いいなあ~と思います。
それに比べると少々じゃないか、私。
・・・それともあれかな、変に詩書きで物事を捉えるために情緒てきな日本語を探すからかな。
・・・職業病かい!
関係ないですが本屋にいったら古今和歌集がでてました、ビギナーズクラシックシリーズの。
買って新幹線で読みたいと思います。
解りやすいし(立ち読み済み)。

あ、日々クラップありがとうございます!
ちゃんとチェックしてますぞっ!
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